活動報告

第3回活動報告

第3回の活動報告です。

●活動日
2011年3月22日(火)

●救援物資
おにぎり 目標数3、500個→作った数5、608個(味は梅味と塩味)
赤ちゃん用紙おむつ 段ボール3箱

●物資届け先
@石巻専修大学:避難者数約350名
救援物資:おにぎり1,000個+紙おむつ3箱
A石巻市立中里小学校:避難者数約500名
救援物資:おにぎり2,608個
B介護老人保健施設リハビリパーク花もよう:避難者数約260名
 救援物資:おにぎり300個
C石巻市役所河南総合支所:河南地区避難者数約2,600名
 救援物資:おにぎり1,700個


●救援物資作製者
湯本、佐々木、久保、石原、鈴木(ま)、豊川、石川、工藤(新)、鈴木(康)、田山、中谷、田路、今、進士、今野、水野、前森、岡安、土屋、西澤(以上RACCOON TENNIS TEAM)
小井塚、亀田(以上S.I.T.C)
佐藤(東北福祉大学テニスサークルWINGS)
YOSAKOIサークルざっくばらん一同、第17使徒きょんりすさん 一同
計5団体 37名


●第3回救援部隊
湯本雄一(Raccoon 22代、TOYOTAプリウス)
佐々木友悟(Raccoon 23代、TOYOTAラクティス)
豊川真実(Raccoon 24代)
中谷友哉(Raccoon 25代、HONDAオデッセイ)
田路洋紀(Raccoon 25代)
石川慎也(Raccoon 25代)
今元季(Raccoon 25代)
今野ふみ(Raccoon 26代)
武山愛(Raccoon 27代)※現地合流
計9名

●報告
 第2回と同じく、おにぎりを中心とした物資の支援を行いました。今回は、RACCOON OG佐伯さんからいただいた紙おむつも持っていきました。前回の2,101個の倍以上の数の5,608個のおにぎりを作ることができたので、車2台では入りきらなかった。そこで25代中谷のオデッセイを使用し、3台で活動を行いました。
 今回のおにぎり作りはラクーンだけでなく、他サークルの方々や一般の方など多くの人が手伝ってくれたおかげで、目標をはるかに上回る数を作ることができました。ありがとうございました。


では報告いたします。


10:30頃 仙台出発
 おにぎりをそれぞれ集めに行き、仙台宮城ICで集合した。仙台北部道路、三陸道を通って石巻河南ICで降りた。まず石巻の行政機関である石巻市役所に向かった。

11:30頃 石巻市役所到着
 いつも通り災害ボランティア担当部署に行き、最新情報と届け先の指示を仰ごうとしたところ、他の市役所の職員に呼び止められ、その前に手伝ってほしいと言われた。避難所に職員を2日ごとに交代させているが、石巻の市役所の事業車はガソリンが入っている車がほとんどないためにその交代に時間がかかっている状態である。私たちは自分たちの車で職員の交代を手伝ってほしいとお願いされた。計10人の職員をそれぞれの避難所に送る手伝いをした。2人ずつ5組の職員の方たちの引き継ぎを手伝った。
 2時間くらい職員の交代を手伝い、その後おにぎりの支給を行った。
今回は5,600個くらいの数があったので上記の4か所の避難所を回ることにした。

16:00頃 それぞれの避難所
 3台で手分けをし、各避難所のおにぎりや他の救援物資を届けに行った。しかし、前回とは状況が変わって避難所におにぎりが徐々に供給されてきていたのもあって、需要に対し、供給するおにぎりが余る状況が多くの避難所で見られた。ただ、あちらでは1日1個で十分な感じになってきていて2個はいらないので他に回してくださいという避難所があった。
 戻ってまた指示を仰ぐ時間もないと判断し、量は多かったが持っていった全てのおにぎりを配ることにした。また、河南総合市所には十分量のおにぎりを届けることができなかったが、これは河南総合支所が他の避難所に比べ物資が行きとどいていて、優先度が低かったためである。


18:00頃 石巻市役所到着
 物資の配り終わり、市役所で現在の足りてない物資の情報を訊いた。
石巻では殺人事件があったという噂(デマという情報もあり)があり、治安が悪いこともあり早めに仙台に帰った。


●考察
 今回は物資の支援を行う前に、市役所の引き継ぎの手伝いを行うという物資提供以外の仕事ができた。石巻市役所の職員には顔とサークル名は覚えてもらえたので、今後の活動でも物資供給以外のボランティア活動も行いやすくなった状況になったと言える。
 おにぎりについてだが、前回よりも救援物資の供給が進んでいて、緊急を要する避難所はあまりないと感じた。いつかおにぎりが飽和する状況になるだろうと予想していたが、今回その段階に近づいたと思われる。3食おにぎりを食べられるくらいの数はないが、私たちの持っていったおにぎり以外に、パンや既成品のおにぎりと組み合わせて食べているという感じであった。
 今回の活動でおにぎりの重要性は低くなったと思われるが、ゼロにするほど低くはなっていないので、今後は数を減らしておにぎりの支援を行っていく。そのかわり、他の需要の高い救援物資をもっていく。

 市役所の職員の現在必要となる物資を聞いたところ、以下の物資が必要と言われた。
・ウェットティッシュ
・大人用おむつ
・男性用、女性用下着
・マスク
・タオル
・洋服

 前回まで食料の需要が高かったが、今回の調査で需要は食料系から衣類系にシフトしつつあると思われる。ただ上記書いたように3食きっちり食べられるくらいの量は供給されていないので、次回は食料系と衣類系の確保、供給を並行して行っていく。

 次回の活動予定は25日(金)を予定している。ただし、衣類系の物資の確保がうまくいかなかった場合、十分量確保できるまで延期する可能性はある。今日24日はスーパーや衣類店に並び物資の確保を行う。


●最後に
 22日から大型自動車の高速道路の通行が可能になり、店頭に多くの物資が行き届き始めると予想されるので、仙台市内でも様々な種類の商品が手に入りやすくなると考えられる。また、24日から一般の自動車の通行も可能になり、被災地に多くの人が流入するだろう。
 このことによって物資の供給速度は一段と上がり被災地の需要は満たされていくと考えられる。衣類系の需要が満たされた後は、生活用品、電化製品などの上の段階に変わっていくだろうが、大きさや価格などの面で今後もしかしたら私たちに供給できるものに限界が来るかもしれない。被災地の需要に私たちの手が届かなくなった場合を想定し、別な方法での支援を考える必要がある。


 ネットでの物資の購入は行ってみる価値があると思うので、みなさんから頂いた支援金で被災者が必要な大量の物資を購入していこうと思う。
 また物資を送りたいという方も引き続き募集していますので今後もよろしくお願いします。



 まとまりのない、読みにくい文章になっているかもしれませんが、推敲する時間がないためすいません(汗)。

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